STORY
骨董品が似合うLDKを実現するために、隠れた工夫を随所に凝らしてマンション空間をリノベーションしました。モダンな白い壁に違和感なく馴染んでいる天井の梁やサッシ上部の長押(なげし)が、古民家の風情を実現する鍵です。梁は天然木を組んでオリジナル造作。後付けの電気配線はコンクリート天井の表面を走ってしまうものですが、コの字型にして内部を空洞にした梁が配線隠しを兼ねています。サッシ上部の長押(なげし)も同様に、ハニカムスクリーンのメカ部分を隠すボックス兼用として造作しました。ハニカムスクリーンは白い和紙製をセレクトし、半分下ろせば雪見障子風の窓辺を演出。また、キッチンの天板は愛用されている天然木のダイニングテーブルに合わせて面皮仕上げ(角に丸太の皮を残した仕上げ方)に。腰壁には大谷石を仕様しました。水屋風の吊戸棚や和箪笥のような食器戸棚も当社のオリジナル造作家具です。食器戸棚の引き出しにはドイツ製のレールを採用しており、重い食器を重ねて入れてもスーッとスムーズに開閉します。
Symbolic Item
和風のライトとコンクリート天井の間には、Y様所蔵の天然木を取り付けました。天井との間に隙間を設け、ライトの配線を隠しています。ライトは、JYUKOBOのコンセプトルームと同じものをお選びいただきました。
施工データ
所在地 | 愛知県 日進市 |
種別 | 戸建 |
建物構造 | 木造 |
築年数 | 築30年 |
専有面積 | 約130㎡ |
施工面積 | ― |
施工場所 | 和室、キッチン、洗面、トイレ、玄関、廊下、デッキ、外構 |
施工期間 | 約5ヶ月 |
総費用 | ― |